医学情報や医学啓蒙を担うべきマスコミ

2012.01.20

医学情報や医学啓蒙を担うべきマスコミは、正義の味方よろしく医師および医療批判を行っています。また医師を悪人にしたてるマスコミのスケープゴート的論評も鼻につきます。医療批判は医療をよくするための批判の部分もありますが、「医師と患者が最も大切にしている信頼関係」を損なう方向に扇動している面が強くみられます。医師を悪者にしたてるマスコミの方法は、一時の壮快感を読者にあたえても医療の改善にはむすびつきません。

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マスコミは医学と医療の真実を伝えず、医療に対して悪いイメージばかりです。日本の医療は、質が低く、不親切で、カネがかかると、逆のイメージを植えつけ、さらには医療にたずさわる者は献身的であるべき、という国民の怒りまでをも導こうとしています。疾患を前に、患者と医師が共同戦線で戦おうとしているのに、信頼関係を損なう報道はよくありません。結婚を前に離婚の噂を流すようなものです。過剰診療、クスリ漬け、吸血鬼のような検査、医師の儲け主義、マスコミの枕詞は決まっています。そして、いったんイメージされた画像は、容易に消え去るものではありません。マスコミにも生活があるのでしょうが、それが生活のためのテクニックであるとわかっていても残念です。