看護師の目の前で患者が過ごす時間

2012.01.09

健康教育が大いに必要な患者でさえ、一日に数分以上医師と話をする時間をもてることはめったにない。個人開業の場合、とくに精神科の場合は、医師は一回の診療に1〜2時間かけるかもしれない。病院では、医師は何回も患者を訪れるとしても、ほんの短時間であわただしい。看護師の目の前で患者が過ごす時間の多さと著しく対照的である。たとえばつきそい看護師のいる患者は、目が覚めている間中、その看護師から何かを学ぶに違いない。一般病院の病棟にいる患者は日におよそ1〜4時間を看護師と共に過ごしている。一方、訪問看護師がまわってくる在宅患者の場合は、日にあるいは週に、あるいは月にということになるが、いずれにしても1回の訪問につき30分から2時間を看護師と共に過ごす。学校や産業の場で働く看護師が生徒や勤労者と共に過ごす時間はさまざまであるが、いずれにせよ医師よりは長時間である。他の医療関係者より長い時間患者と共にいるというほかにはまったく理由がないとしても、看護師は教えるという自分の機能に敏感でなければならない。同時に看護師は、自分の教える責任と医師のそれとの違う点をはっきり知っていなければならない。

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