中国屈指の埋め立て処分場

2011.10.24

清潔車両場で一次処理されたごみは、清潔車両場の大型トラックで、郊外の埋立処分場へ運搬される。第四清潔車両場で圧縮したごみを埋め立てる阿蘇衛ごみ衛生埋立場は、北京市街から北東へ約五〇?離れた郊外の阿蘇衛地区にあり、一九九四年に竣工した。総面積が六〇ヘクタールの広大な処分場で、北区と南区を合わせた総埋立容量は1000万トンである。広大な埋立処分場は、埋め立ての対象が生ごみを主としているので、地表から約五m掘り下げられた底盤の上に、メタンガスの収集管が網の目状に設置されており、球形ガスタンクに集められて、管理棟他の施設の暖房などに使用されている。一方、埋立処分場から浸出する汚水も、処分場の底に設置した集水管で集められ、汚水処理施設で浄化して川に放流している。なお、阿蘇衛ごみ衛生埋立場は、中国政府の衛生基準に準拠した、国内で初めての埋立処分場で、一日当たりの埋立処理能力は二〇〇〇トンであるが、現在はまだ一日当たり一〇〇〇トン程度が持ち込まれているに過ぎない。第一清潔車両場でふるい分けされたごみを埋め立てる北神樹ごみ衛生埋立場は、第一清潔車両場から南へ約二一km、車で約二〇分の郊外にあり、一九九七年に開設されている。埋立場の面積は二六方九〇〇〇?、埋立容量は四六〇万?であって、埋め立てが完了すれば高さが五四mの巨大な丘ができることになる。埋め立て現場に立っても、ふるい分けたごみを埋めているだけに、ごみ埋立処分場とは思えない、清潔な感じの処分場で、臭気も感じなかった。両処分場は、共に最も近い民家とは1km以上も距離があり、処分場の周囲は農地や養魚場であった。